賃貸の退去時の費用について(新潟県/社会福祉士/70歳/女性)

私は新潟県に住む70歳の社会福祉士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸の退去時の費用について、損をしないためには、様々な事があります。まずは、敷金は必ず戻ってくるという事です。敷金は、戻ってくるのが普通で、普通に生活をして何事もなければ戻ってきます。わざと壊したりしなければ戻ります。生活上、普通に過ごしていての小さな傷、消耗する箇所などは、ペナルティーにならないのが賃貸の基本ルールです。気になるのは、退去費用の相場ですが、敷金からハウスクリーニング費用と、故意に壊してしまった箇所を引いた金額になります。退去時には、必ず納得してからサインをします。退去立会いが行われますが、大家さんでない場合は、必ず名刺をもらいましよう。不動産仲介業ですと、仲介マージンを狙ってくる業者もいますので、注意が必要です。


負担割合は、数値化されています。どこまでをどれくらい負担すればいいのかが難しいところですが、入居前と同じ元通りにして返すのが、基本ルールになります。自然消耗、経年劣化をしっかり入れて計算するように定められています。長く住んでいると費用が高くなるような事はありません。経年劣化も計算に入れていますが、壁紙・クロスの耐用年数は6年となっております。負担費用の計算式ですが、入居前にクロスを張り替えたとします。退去時期が3年目だとすると、負担割合は50%、クロス工事が850円で発注できたとして計算すると、クロス単価850円×広さ2㎡×経年劣化50%=850円となりますので、傷に怖がらずのびのびと暮らすことができます。