私は大分県に住む38歳の裁判所職員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
親からの独立、就職、結婚などの生活サイクルの変化によって、賃貸住宅の生活を選ぶ皆さんは、どのような基準で物件を選ばれますか。ここでは主に三つの点1:エリア2:予算といった観点から考えてみたいと思います。1:エリア職場や学校の都合で引越す場合は、通勤通学にどれ程の所要時間までなら耐えられるかを考えてみましょう。実際職場や学校に使うルートを逆算して辿ってみるのは良いことです。公共の乗り物を使う場合でも自家用車を使う場合でも、通勤通学の時間帯は思いのほか時間がかかることを念頭に置いてください。乗り換えなどが必要な方は、その時間もゆとりをもって計算してください。そのようにしてから住むエリアを決めるのであれば、通勤通学によるストレスは軽減されます。
2:予算賃貸の選び方で最も気になるのは、賃料の上限はどのくらいがふさわしいかということでしょう。いわゆる「分相応」といわれる部屋の賃料にも、目安とされる金額範囲があります。だいたいですが、世帯の手取り月収(学生なら、親と相談してみる必要があります)のおよそ20%から30%を見ておけば、無理のない生活を送ることができると言われています。たとえば月収30万なら、6万から9万といったところでしょう。その中には共益費や駐車場代も含まれますので忘れないように含めて下さい。夫婦共働きなら、世帯収入は倍になることで、もう少し家賃にあてられそうな気がしますが、妻は出産や子育てによる退職の可能性が将来的にあるので、あくまでも世帯主の手取り月収のみで計算してください。