賃貸の間取りで部屋を広く感じるポイント(兵庫県/農業土木コンサルタント/52歳/女性)

私は兵庫県に住む52歳の農業土木コンサルタントです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅で間取りを決める際に、同じ面積でも広く住むためには、部屋を広く使えるという点だけでなく、部屋全体を広く感じるということも重要になります。ここでは住まいを広く感じるために有効な設備や構造などのチェックポイントを紹介します。まず挙げるのは、天井に梁が出ていないということです。梁や下がり天井に注意しましょう。頭上に梁などがあると圧迫感を感じるようになります。間取り図上は、点線で表されるのでよくチェックしましょう。次に挙げられるのが、キッチンがオープン型であることです。オープンキッチンは、天井の視線の広がりを造る吊り戸棚がないので、LDKとの一体感が増し、空間がゆったりと感じることができます。


次は、壁や床の色が明るいことです。壁や床の色をセレクトできる物件もあります。室内を広く見せたい場合は、壁や床の色はより明るい色を選ぶ方が効率的です。次は角住戸で2面に窓があることです。角住戸などで2か所に窓があると、視界に奥行きが出るうえ、室内が明るく広々と感じられます。通風の面でもすぐれています。窓がハイサッシであることも挙げられます。天井まであるハイサッシならば、バルコニーとつながりも出るので空間の広がりが出ます。また、光がたくさん入る気持ちよさもあります。最後に天井が高いことも重要です。天井が高い方が空間は広く感じられます。ただし、狭い部屋で天井が高すぎる場合などは、逆に窮屈に感じられることもあります。