私は大分県に住む46歳の厩務員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸の間取りを選ぶときは、専有面積のことを考えて選ぶようにしましょう。専有面積とは物件を借りている人が自由に使ってもいいスペースのことを言います。専有面積は通常、部屋を真上から見たときに壁の厚さの半分の部分から内側にあたる部分とする壁心面積と呼ばれる方法と、壁の内側の実際に使用できる部分だけを面積とする内法面積の二種類の方法で計算されています。これら二つの計算方法のうち、前者は実際に住める空間よりも広めの面積を表示しており、後者は実際に居住できる空間の広さをあらわしています。建築基準法では、建物の種類や法律によって専有面積の計算の仕方が異なっています。建築基準法では壁心面積で専有面積を表示するのが通例となっています。
一方不動産登記法では内法面積で専有面積を表示するのが一般的となっています。賃貸のマンションやアパートなどでは、内法面積で専有面積を表示していることが多いです。また、専有面積には居住者が使うことができる場所はすべて含まれることになっています。たとえば、いろいろなものを入れておく収納スペースや、トイレなどは居住者がよく使う場所であるため、居住空間ではないものの専有面積として分類されます。しかし、バルコニーは専有面積には含まれません。これは、集合住宅ではバルコニーが万一の際の避難経路として使われることになるため、たとえ普段から個人的に使っているとしても、専有面積として数えられません。なお、天井裏に設けられるスペースのロフトは専有面積には含まれていません。