僕は青森県に住む25歳の心理療法士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

最初に部屋を借りる時には、家賃以外にもお金が必要だということはご存じだと思います。あまり馴染みのない賃貸用語が、契約時には使われます。ここでは主に、関西地方で使用されている「保証金・敷引き」について、ご紹介します。　関西（京都・滋賀を除く）と九州の一部では、「保証金・敷引き」という方式が一般的です。この保証のお金は、敷金と同様に、家賃の滞納分や借主の過失による破損・汚損のために預けるお金です。退去時にはそれを、「敷引き」という形で差し引いて返金されます。　「敷引き」は、契約時にすでに決められており、例えば「保証金35万円・敷引き15万円」とされていたならば、最初に35万円支払い、退去時には15万円が敷引きされて、20万円が返されることになります。

　またこの方式を行っている地域については、契約更新時に必要とされる「更新料」がないところがほとんどです。「保証金」のことを「敷金」、「敷引き」のことを「解約引き」としているところもありますが、意味としてはほぼ同じとみなすことができます。　このように、地域によって賃貸制度が異なることがありますので、引越しなどで違う地域に転居する時には、その地域の賃貸制度について、確認しておく必要があります。　関西でよくあるこの保証の費用は、退去する時敷引きされて返還されますが、敷引きは基本的には、部屋の修繕に充てる費用となります。保証金はもともと決められているため、修繕費が0であろうと多額になろうと、その金額が返還されることは、基本ありません。