賃貸を家賃だけで判断してはいけない理由(岐阜県/チェリスト/73歳/女性)

私は岐阜県に住む73歳のチェリストです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


単純に家賃だけを見ていると、高すぎると感じたりとても安いと感じますが、重要なのは賃貸物件の中身と釣り合っているかということです。例えば一戸建てタイプの物件などは比較的値段が高めに設定されています。しかしながらその中でも割安に家賃が設定されている物件があることもあります。こうした物件はたしかに値段だけ見ればお得と感じますが、実際に物件の設備などを見て判断してから決めたほうが得策でしょう。例えば古い物件などではお湯の温度調整ができないことがあります。その場合、水とお湯が出る水道両方を調整する必要があるのです。どうしても水道代とガス代を多く支払うことになりますから、その分が家賃に含まれないと考えてよいでしょう。


設備が古いと毎月の支払で負担が増えたり、我慢しなければ行けないことが出てくる可能性があります。窓などの立て付けが悪ければその分冷暖房効果が薄まりますから電気代が高くなったり、カーテンを二重にしたりとランニングコストが発生してしまうのです。これらを総合的に判断すると本当にお得な賃貸というのは家賃が平均程度でありつつも、自分たちが持ち出す金額が極めて少ないという物件になるのです。ですから単純に家賃だけを見ていてはその物件の本当の価値を判断できないと言えます。お得な賃貸に住みたいと思えるのであれば、そこで生活している自分の姿を想像してみるのが1番の近道ですし、そこで見えてくるものから判断すると効率が良いと言えます。