賃貸アパートに住むにあたってのデメリット(高知県/ニュースキャスター/56歳/女性)

私は高知県に住む56歳のニュースキャスターです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸アパートは、ライフサイクルの様々な節目に合わせて、住み替えの自由がきくなどのメリットがあります。しかし、当然のことながらデメリットがあることも無視できない事実です。後悔のない部屋選びをしていただくために、どんなデメリットがあるのかをあらかじめ知っておくことは助けになります。ではその点について考慮してみましょう。まず、筆頭にあげられることはリフォームができないということです。借りた部屋はいずれ返す時が来ます。退去の際は、「借りた時と同じ状態で部屋を引き渡す」という条件があるので、壁紙を張り替えたり、収納場所を新たに作るといった行為は厳禁です。守らない場合は多額の修繕費を取られた挙句、強制退去処分を受けることがあります。


ほかにも音の問題が挙げられます。木造建築構造のところはまず、前後左右の部屋からの生活音が伝わってきます。重量鉄骨、鉄筋コンクリート造りの部屋も木造よりは音が伝わりにくいとはいえ、完全な防音効果は望めません。神経質な方は、自分はどれだけ音の問題を許容できるだろうか、と自問してみてください。また音の問題に付随しますが、もし楽器演奏を趣味でされる方は、部屋の中ではまず演奏はできないと考えて下さい。それどころか入居の条件の中には、「楽器持ち込み不可」とされている部屋が大半です。このように、現実的な観点で考慮するなら、賃貸アパート生活に対する覚悟が決まります。みなさんにとって、失敗のない部屋選びの参考にしていただけたら幸いです。