僕は福岡県に住む60歳の運転手です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
私はドケチな人間です。ドケチなので、家賃もできるだけ削りたいと考えています。大家族の母として、低収入夫の妻として、できるだけ家計を切り詰めなければなりません。そんな私がこだわっているのは、賃貸アパートの築年数です。アパートを借りるときは築年数をチェックします。新しいところなんて絶対に借りません。だって、新しいところは部屋が狭い割に家賃が高いですよね。どうせ古いアパートだって入居時には綺麗に壁を貼り替えてあるのですから、結局清潔さに変わりはないと思うのですよ。それなら、築年数が経っていても、古いアパートを借りた方が絶対にお得だと思います。それに、古いアパートの方が色々と融通がきくこともあります。
負け惜しみと言われてしまえばそれまでですけど、新しいアパートよりも古いアパートの方がリラックスして住める気がするんですよね。新しい部屋って、あまりに綺麗過ぎて伸び伸びと生活できない気がするのです。それに比べて古いアパートは、柱に身長が書かれていたり、畳に傷があったり、砂壁がちょっぴり削れていたりして、前の住人の生活感がにじみ出ていますから、なんとなく懐かしい気持ちで住むことができるんです。この感覚、お分かりいただけるでしょうか。とにかく私にとっては、賃貸アパートの築年数というのは古ければ古いほどいいものなのです。蓼食う虫も好き好きと言いますけど、いろんな趣味の人間がいるものだと思っていただけるとありがたいです。