賃貸マンションの契約更新について(京都府/機関士/45歳/女性)

私は京都府に住む45歳の機関士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸マンションの契約更新。一般的には2年おきにやってきます。その際、一部の地域では「更新料」が発生する場合があります。更新料自体には、そもそも法律的な規定はなく首都圏や近畿地方の一部で慣習となっているようです。更新料の相場は、地域によっても変わります。前述の通り、首都圏や一部の近畿地方の慣習なので、更新料自体がない地域もあります。賃貸借契約の締結の際、更新料があれば規定があるので、しっかり確認して更新手続きの際に、「知らなかった」ということがないようにしておきましょう。尚、更新料自体が、消費者契約法から無効ではないかと争われた裁判で、最高裁は「違法ではない」という判決を下しています。ただ、更新料の支払いを回避する為に別の物件に引っ越すケースも多い事から最近では、更新料を設定しない家主も増えているようです。


また契約更新時は、「家賃値引き交渉」のチャンスとも言われています。管理会社を通じて契約している場合には、管理会社経由で、管理会社がない場合は、家主さんに直接交渉というのが一般的です。また逆に避けたい時期は、家主さんの繁忙期。具体的には、1月~3月が家主さんの繁忙期となります。この時期は、需要が高まり、家主さんも苦労せずに入居者が決まる時期なので、この時期に交渉するのは得策とは言えません。値引き交渉に応じてくれれば、住み続けるという基本姿勢を前面に出し、なるべく、周辺環境の類似物件の家賃相場などをチェックし、客観的なデータに基づいて交渉しましょう。契約更新時に、更新料を払ってそのまま更新するのではなく、繁忙期を避け、事前に次回更新の家賃値引き交渉をしておくことも大切です。