賃貸マンションの探し方について(滋賀県/中学校教員/71歳/女性)

私は滋賀県に住む71歳の中学校教員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


新しい年度を迎えるにあたり、新入生や新社会人として春に向けて賃貸物件を探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。新しい生活の場がもっとも注目を集めるのは2~3月で、この時期は学校または勤務地にほど近い賃貸マンションを探す方が急増する季節でもあるのです。3月が迫れば迫るほど緊急性が増すため、この時期はどうしても賃貸相場が上がる傾向にあります。これは全国規模で同じことが言えるので、都心であろうと地方であろうと、3月前後の差し迫った賃貸物件探しはおすすめできません。また交通機関の発展や周囲環境の利便性などが良い好立地の物件は、その人気の高さから価格が高騰する可能性があります。余裕を持った物件探しができるよう、あらかじめ心がけておくと良いでしょう。


新年度が過ぎ去り、転居や引越しが落ち着く時期は9月ごろで、この時期から相場が下がり始める傾向にあります。春ごろ提示されていた料金よりも安くなるため、手が届かなかった物件に入居できる可能性もあるのです。11月ごろまでは相場が低迷しているため、新しい物件を探している方はできるだけこの時期に物件探しを行うようにしましょう。この時期はまだ大学の合格結果がわからない、または就職活動の結果が出ていない時期ではありますが、万が一転居の必要がなくなってしまった場合は、不動産業者との更新を解約しましょう。事前に少々費用がかかりますが、何年、何十年と不要な賃貸料を支払い続けるよりは効率的です。探し方のコツをまとめると、入居先は秋ごろから探し始めるのが効率的であり、春を迎える前に終わらせておくことがベストなのです。