賃貸マンションやアパートの間取りについて(山形県/大工/66歳/女性)

私は山形県に住む66歳の大工です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸マンションやアパートの物件情報などを見るときに注意したいのが間取りです。この間取りに含まれている部分は3LDKといったように表記されますが、それ以外の部分は別に記載されることが一般的です。これはそれ以外の部分が専有面積にあたらないためです。専有面積はマンションやアパートといった集合住宅で、その住戸あるいは部屋の入居者のみが専有的に使用できる箇所で、逆に住民全員が使用できる箇所は共用面積に含まれます。賃貸マンション、アパートなどの物件ではこの専有面積が間取りに入っていないため、例えば専有面積に含まれないバルコニーは入居者が好き勝手に物を置く事も実際にはできません。このため物件情報にも場合によっては記載がされていない事があります。


賃貸物件の間取りは床面積で表示されますが、床面積はあくまで建築基準法上で定める採光性や広さ、あるいは天井高を満たす必要があります。そのためそれを満たしていない箇所は物件情報の床面積にも加えていないため、留意しておくのが大切です。一例として挙げるとサービスルームがあります。サービスルームはいわゆる準備室とも呼ばれ、前述の建築基準法を満たしていないため居室としては使用できませんが、物置などとして使用することができます。また同様のものとしてロフトがあります。こちらは専有面積にもあたらないため物件情報でも別途表記されているのが一般的です。このように間取りには専有面積に含まれているものが表記され、またその中には床面積には加えないサービスルームといった部屋もあるので注意しておくとより賃貸物件選びがしやすくなります。