賃貸マンション見学時のチェックポイント(兵庫県/不動産鑑定士/27歳/男性)

僕は兵庫県に住む27歳の不動産鑑定士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸マンションの物件情報を集めて、ある程度物件が絞れてきたら、最終的には自分自身の目で物件を確認することが大切です。賃貸物件を現地見学する際はいくつかチェックポイントがあります。まず、交通立地を確認しましょう。マンションは生活の利便性が最大の魅力で、駅から徒歩圏内と記載されている物件が多いのが特徴ですが、広告に掲載されている徒歩1分は80mの距離を表したもので、実際に歩いてみるとそれ以上かかる場合もあります。人によって歩く速度は異なりますし、駅まで信号がたくさんあったり上り坂などがあれば当然遅くなります。現地見学する際は、駅から物件まで実際に歩いてみて、信号の数などを確認しておくことが大切です。


賃貸物件の周辺環境も大事なチェックポイントになります。汚水処理場や火葬場、ガスタンクなど不快感を与える施設が周辺にないかどうかを事前にきちんと確認しておきましょう。また、昼間と夜間では環境が異なる場合があるので、出来るだけ時間をつくって両方の時間帯を見ておくことをおすすめします。マンションや部屋を見学するときは、コンセントの位置や数、電気容量、BS設備などのほかに、方位や日照、通風や眺望などを調べておきましょう。部屋以外にもエントランスや駐車場、宅配ボックスなどマンションの共用施設をチェックしておくことも大切です。管理体制があるマンションなら、管理人が24時間在中しているのかも調べておくようにしましょう。