僕は長野県に住む65歳のビル管理技術者です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸住宅を借りるとき、家賃の予算は収入の手取り額の3割程度までが好ましいと言われています。この金額には管理費や共益金、駐車場代も含めて考えます。賃貸契約の初期費用は大きな金額になるものです。通常は、敷金と礼金が数か月分、これに加えて仲介手数料と前家賃が加わります。首都圏なら6か月分を考えるのが良いでしょう。多くの場合、不動産業者に現金を持って契約に行きます。大金を持参する際は、大いに用心しましょう。お金は手元にあるのにうっかり滞納してしまった、など無駄なトラブルが起きないように、銀行引き落としにしてもらうのがよいでしょう。クレジットカード払いができれば、ポイントを得ることができてお得な場合もあります。
家賃が割安な物件は、非常に魅力的です。割安物件を見つけたら、割安の理由を不動産業者や貸主に聞いて、自分の生活に適切な物件か考えてみましょう。たとえば、自動車が入りにくい路地の奥にあるので安いといった場合、自動車を使うことがなければ、全く問題になりません。一般的に、駅やバス停から遠くなるにしたがって家賃は下がってくるものですが、電車やバスに無縁の生活なら全く問題ないことでしょう。ただし、部屋が傾いているなど、心身にトラブルが生じそうな物件はできるだけ避けるべきです。しかし、部屋での滞在時間が短い場合はお得な物件かもしれません。また、入居が長くなったら、家主に交渉して家賃を値下げしてもらえる場合もあります。