賃貸住宅に築年数は関係あるか。(長崎県/コ・メディカル/26歳/男性)

僕は長崎県に住む26歳のコ・メディカルです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅を選ぶ際、みなさんはどういった条件で選んでいるのでしょうか。築年数をとても重視する方は非常に多いと思います。「なるべく新築に近くて築浅の物件がいい」「少なくとも築10年以内じゃないと」「賃貸住宅は古い物件ばかり多くてイヤ」という声もちらほら聞かれます。確かに、それも一理あります。築年数が古い物件は、間取りが古いスタイルが多くて、住みづらいなと、敬遠してしまうのです。それに、古い物件は、地震が起きたときに弱いのではないか、と心配することもありますね。これらの問題を考えてみましょう。最近の賃貸住宅の動向として、リノベーション手法という新しい建築方法が取り入れられつつあるのをご存知でしょうか。


古い物件なのに、部屋の内部や設備は新築同然に改装してある、というものです。もちろん、水回り(風呂・トイレ・手洗い場など)も新品同様ですし、インターネット回線も引いてあります。昔ながらの畳敷き和室や押し入れはなく、クローゼットにフローリングを張り替えた完全な洋室になっています。また、窓も大きく改築し、和室特有の暗くてジメジメした感じは全くありません。また、耐震性についてですが、耐震建築基準は1981年以降はほぼ変わっておりません。ですので、30年前の建物だろうと、新築だろうと、耐震性はほぼ同じレベルとなっています。ちなみに、阪神淡路大震災のときに倒壊した1981年以降の賃貸住宅は、倒壊建物数全体の5%以下でした。これは意外な事実かもしれません。