賃貸住宅に関するデメリットとは(北海道/彫刻家/67歳/男性)

僕は北海道に住む67歳の彫刻家です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


マイホーム願望というものは、今も昔も変わらないものです。一国一城の主という響きは、大変魅力的ですが、世界的な経済の不安定化などから、不動産の価格はそれほど変動してはいないものの、ただ単純に頑張れば手が届くというものではなくなりつつあります。そのため、現在、賃貸住宅の需要が再び高まりつつあります。賃貸住宅は大変便利なものですが、さまざまなデメリットも内包しています。たとえば、たいがいの契約期間は2年と決められているため、継続して住みたい場合、更新手続きが必要になります。そのたびに更新手数料や住宅保険の支払いがあったり、時勢に合わせた家賃の変動などの可能性もでてきます。また、借りている物件の改装や改築、増築などといったリフォームも自由にはできません。


ちょっとした収納が欲しくて、設置型収納棚でも壁に直接取りつけようものなら、敷金の多くは返ってきません。場合によっては、その壁の傷を直す為に追加で請求がくるおそれすらあります。しかし、そんなデメリットがある一方で、それに勝るメリットが、賃貸住宅にはあるのもまた事実です。賃貸住宅はライフスタイルの変化に非常に柔軟に対応することができます。転職で職場が変わったら、その職場にあわせて新たな物件へ移ることもでき、雰囲気が好きな街や、より利便性の良い街があれば、そこに移り住むことが容易です。更に、マイホームと違って、固定資産税などの税金の心配もいりません。精神的な負担になりがちな毎月の住宅ローンに追われることがなく、自分のスペースを確保できるのは、賃貸住宅の強みでもあります。