賃貸住宅のメリットと高齢者賃貸の将来(千葉県/舞台監督/53歳/女性)

私は千葉県に住む53歳の舞台監督です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅に住むことのメリットは、まずなんといってもライフスタイルに合わせた柔軟性があるという点です。技術の進化が目覚しい昨今では、最新設備のある賃貸物件を選んで住み替えることも可能ですし、会社の転職などで住環境を変えなければならない場合など引越しを必要とする際、勤務先や給料に合わせて物件を選ぶことができるのは大きなポイントです。仕事が忙しかったり、夫婦共働きの場合は駅に近いマンションが便利ですし、子供や家庭環境によって引っ越す場合などフレキシブルに動けることが最大のメリットになります。また、初期費用や維持費などが少なくそういった部分では経済的な負担も軽いことや、土地や建物の価格下落の影響をあまり受けることがないのも賃貸住宅のメリットです。


また、今までは高齢になってからの転居が難しいという常識がありましたが、近年ではそれも変わってくる兆しが見えてきました。平成13年に「高齢者居住安定確保法」というものが制定され、高齢者世帯の入居を受け入れる住宅の登録情報が利用者に広く提供されるようになったため、老後は借りにくいという不安を将来解消できるのではないかと考えられています。これからは高齢化社会が進んでいくことは確実であり、高齢者向け賃貸住宅もますます増えていくでしょう。賃貸市場全体の発展のためにも、高齢者向け住居の提供なくして市場の活性化はないとさえ言えるので、これからはますます期待される分野な上、お年寄りを大事にする社会を目指すためにも大切なことでしょう。