僕は宮崎県に住む58歳のアーキビストです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

これからもずっと賃貸住宅に住み続けるか、それとも分譲マンションや一戸建てを購入するか、それはサラリーマンにとって大きな選択の一つとなります。物件の購入は、今後のキャリアや生活設計に大きな影響を与えます。賃貸住宅の場合、毎月賃料を支払うものの、永久にその物件は自分のもの、つまり資産にはならないため、勿体無いという意識をもつ人もいます。その点、購入するとそれは資産になります。ただ注意しなければならないのは、物件の価値が今後、どのように変動するかです。物件価格が上昇するのであれば、資産価値は上昇しますが、日本の経済状況や今後の人口減といった社会状況を考えると、資産を持つことに一定のリスクは存在します。

その点、賃貸住宅は、返済の責が無いため、社会状況や自身の生活状況に応じて柔軟に対応できる点がメリットとなります。賃貸住宅では、内装などを自由にコーディネートできないという懸念がありましたが、最近はDIYが可能など、自由度の高い物件が増えてきています。また現在の経済状況を鑑みると、将来にわたって年収が増え続けるということが想定しづらくなってきました。そう考えると、現在の年収に応じてローンを組むことは、購入物件のデメリットの一つと考えられます。ローンは自分自身の首を締めることになりますので、その点、賃貸住宅は自身の生活状況に応じて引越さえすれば支出を管理できるため、その柔軟性が、大きなメリットの一つです。