私は青森県に住む52歳のディレクターです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸住宅を借りる際には、毎月発生する家賃だけを支払えば良いと考えている人も未だに多いですが、実際には契約をする段階で様々な費用が発生します。賃貸住宅の契約時に発生する初期費用には、大きく敷金と礼金、家賃保証金と住宅保険費用、そして仲介手数料の5つがあります。まず敷金と礼金についてですが、敷金は入居者が負う原状回復義務の保証金のような物で、退去時に施設に修繕が必要な場合はこの保証金から費用が捻出され、残額が入居者に返金されます。他方、礼金は不動産保有者に対する契約謝礼で、こちらは返金されないお金です。これらはいずれも不動産保有者に対して支払うもので、それぞれ家賃の1ヶ月分から2ヶ月分というのが相場です。

次に家賃保証金と住宅保険費用についてですが、賃貸住宅の契約に際しては家賃保証保険と住宅保険への加入が求められるケースが多く、その保険加入に必要となる費用です。家賃保証保険は万が一入居者が家賃の支払いを滞納した場合に保険会社が代わりに支払ってくれるという物であり、住宅保険は火災などによって発生する損害を補償するものです。これらの保険加入に必要となる費用は賃貸人負担になる場合もありますが、入居者負担というケースが殆どです。最後に仲介手数料ですが、これは物件の紹介を行ってくれた不動産仲介業者に対して謝礼として支払うものです。仲介手数料の水準は業者によって異なりますが、1ヶ月分または半月分の家賃相当額というケースが多いです。