私は大阪府に住む28歳の染織家です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

希望の賃貸住宅が決まり、申し込んで入居審査を無事通過したら、いよいよ賃貸借契約を結ぶことになります。ここでは、契約書に一般的に記載されている事項、そのチェックポイントを見ていきたいと思います。まず、契約期間と更新についての取り決めです。更新料が必要となる場合は、金額を見ておきます。次は、賃料、管理費の支払いについてです。その金額はもちろん、支払い方法や支払い期日もチェックします。滞納した場合に滞納金の支払いが必要な場合は、延滞利率も確認します。賃料改定の決まりがある場合があるので、後々値上げなどでトラブルとならないためにもよく読んでおきましょう。敷金も重要な項目で、額とともに、返還に関する具体的な手続きが書いてあります。

次に、禁止事項で、ペット飼育や、楽器演奏、無許可の他人との同居、危険物の持ち込みなどがあります。これらに違反すると最悪の場合、退去となりますのでよく読んで守っていきましょう。契約の解除の項目には、借主側が禁止事項を破った場合など、貸主側から解除にできる要件、借主側から解約する場合の、解約予告期間や手続きの方法などが書いてあります。原状回復の事項は、退去時の修繕義務について貸主側が負うものと、借主側が負うものに関する取り決めが書かれています。最後に特約事項です。前記の原状回復義務は、一般的に、借主は故意・過失よる損傷に対してのみ負うものですが、特約でその他の損傷が含まれるケースもありますので、よく確認しておきましょう。