賃貸住宅の家賃値引きのコツ(千葉県/作家/35歳/女性)

私は千葉県に住む35歳の作家です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅を利用する際、一番気になるのが何といっても家賃ですね。初期費用とともに少しでも抑えたいと思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。ここでは、家賃を値引きしてもらう際のコツをお教えしたいと思います。家賃というのは、貸主がこの値段ならば借り手がつき、かつ採算がとれるだろうという範囲で設定されます。逆に言えば、借り手がつきにくいと思われる物件は、少し値段を下げても空室は作りたくない、という心理となります。こうした物件が値引きの狙い目となります。具体的には、立地の悪い物件、プライバシーの守られにくい1階の物件、エレベーターのない高い階の物件、交通アクセスの悪い物件などです。これらの物件は、条件をある程度妥協できる人であれば、値引きのチャンスありのものとして狙い目です。


また、物件を探す時期も大切ですね。まず避けたい時期は、2~3月の不動産屋の繁忙期です。この時期は学生や社会人の新生活の準備の時期で、新規の希望入居者も増えます。つまり貸主側が強気に出られる時期でもあり、値引き交渉には不利といえます。狙い目の時期は、これを過ぎた5~8月です。この時期になりますと、新規の入居希望者の物件探しも一段落し、物件情報も先の時期よりは少なくなります。貸主側としては、空室物件は何としても借りてもらいたいという心理となりますし、不動産屋も閑散期でじっくり話を聞いてもらえますので、値引き交渉が成功する可能性も高くなります。このように、値引き交渉を成功させるには、物件の条件と、時期を考慮しつつ進めていくことが大事です。