私は福井県に住む73歳の市町村長です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸住宅の契約を行う際には、いくつかの初期費用が必要になります。その金額は家賃の6ヶ月分とされていますが、この中に敷金というものがあります。このお金は入居の契約の際に、入居者が大家さんに預けるお金となっています。そして入居中に壁や建具などが破損してしまったり傷が付いてしまった場合に、このお金を使って修繕が行われるようになっています。従って何もなければ退去時に返金されるようになっていますが、修繕費用がたくさんかかってしまうと戻ってくる金額も少なくなるということになります。敷金は大家さんに預けるという形になっていますが、たとえば大家さんが変更になってしまった場合にはこのお金はどうなるのかと言うことが気になります。
大家さんが変更になった場合には、今までの大家さんに預けていたお金に関しては、新しい大家さんに引き継がれると言うことになっていました。しかし2004年4月1日に法の改正が行われて、今までの大家さんから新しい大家さんへのお金の引き継ぎが行われなくなりました。この場合には今までの大家さんに対して敷金の返金を求めるように要求しなければいけません。敷金はハウスクリーニングなどの現状回復費用としても使われますが、この際に大家さんと入居者との間でトラブルが起きやすくなっています。従って退去の際に行われる立ち会い確認はしっかりと行うようにします。ここで双方が納得をしたうえで、書類に署名捺印を行うようにします。