私は群馬県に住む61歳の交渉人です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸住宅の場合、入居契約の際に多くの人が敷金と礼金を支払っています。この礼金については家主に対して支払っているものなので返ってくることはないのですが、敷金に関しては返ってくる可能性があるのです。というのも、敷金とは通常、賃借人がその部屋を退去する際に原状回復のために修復費として支払われるお金のことで、もしも修復費用がそれほどかからなければその分を返却してもらえることになっているのです。もちろん、部屋の損傷が著しく、修繕にかなりの金額がかかってしまった場合は返却されることはなく、むしろ新たに費用を負担する可能性もありますが、普通に生活していた場合はさほど部屋も痛むことはないですし、そうなることはまずありません。

では、実際に、敷金の返却はどんな風に行われるのでしょうか。これはその賃貸住宅によって多少の差はあるものの、大抵は退去後しばらくしてから指定の口座に振り込まれることになります。部屋の退去時に大まかな修繕箇所等を家主と直接確認し、後日修繕費ように当てられた金額を差し引いた分が口座に返却されるのです。一般的には退去が完了した時点から1ヶ月、2ヶ月したころに返却がなされる場合が多いようです。ただ、中にはいつまでたっても返却がされないというケースもあるので、気になる人は一度家主に連絡を入れてみるのもいいかもしれません。その際に修繕費の内訳についても尋ねておけば、うやむやになってこちら側が損をすることも防ぐことができますよ。