私は千葉県に住む52歳の映画監督です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
不動産関係の雑誌では、「賃貸住宅派」か「持ち家派」かの意見に分かれて、よく討論されています。みなさんのほとんど多くは、「持ち家派」だと思われますが、ここでは、「持ち家派」の言い分をよく聞いてみましょう。意外な発見があるかもしれません。持ち家派の言い分その1:「賃貸は家賃が高い」。これは、実は工夫次第では安く住むことも可能なのです。最近では、都心ではなく郊外に賃貸住宅で住むスタイルも増えています。家賃が安ければその分通勤時間が遠いとお思いかもしれませんが、特急や急行を利用すれば、意外と通勤時間も短くできますよ。持ち家派の言い分その2:「賃貸は古い物件が多い」。実は、最近の不動産事情では、築年数はあまり関係がありません。
リノベーション手法が普及した現在、住み心地は新築物件に劣らないことをご存知ですか。インターネット回線も引いてありますし、水回り(トイレ・風呂・洗面所など)は新品に取り替えてあります。古い間取りも新しく改築してあるので、昔ながらの畳敷きの和室はむしろ少なくなっているのが現状です。また、「古い物件は地震が起きた場合、危ないのではないか」という意見もありますが、これも実際のところ、大震災で倒壊した賃貸住宅の数は意外と少ないのです。過去の阪神淡路大震災では、築30年以上の物件で倒壊したのはわずか5%前後でした。残り95%の物件は地震でそれなりに傷んだにしろ、無事であったわけです。これは意外と少ない数字ではないでしょうか。