僕は福井県に住む20歳のフェローです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸住宅を退去する場合は、まずは貸主または事務を代行している不動産会社に意思表示を行い、退去日を決めるところから始まります。契約の満了によって退去するときは、契約期間の最終日をもって当然に部屋を出ることになるわけですが、標準的な賃貸契約の場合、特に意思表示がない限りは契約は自動更新されるとなっています（もちろん更新料を支払わなければ更新できないのが通例でもありますが）。したがって更新しないときはあらかじめその旨をはっきりと申し出る必要があります。また、中途解約で部屋を出る場合は、事前の予告が必要となります。予告期間は1ヶ月前までというのが普通ですが、2ヶ月前というところもあります。必要な期間は契約書に明記されているので、これに合わせて日取りを決めることになります。

続いて、転居に伴う必要な手続きをします。具体的には電気・ガス・水道などの使用停止、住民票の転出、郵便物の転送届の提出などです。なお、気をつけておくべきなのはゴミや不用品の処分です。現在はほとんどの自治体で曜日を決めてゴミの分別収集を行っているので、退去日直前になるとタイミングが合わないことがあります。余裕をもって計画的に処分するなり、近隣の人に依頼するなど工夫する必要があります。最後に重要なのが、居室の原状回復です。ほとんどの賃貸契約には、入居者は退去時において原状回復義務を有すると定められています。したがって入居中に居室内を汚したり破損したりした場合は、自ら修復するか修復に必要な費用を負担することになります。ただし普通に生活を送ってきた過程での劣化などについては修復する義務はありません。