私は群馬県に住む64歳の舞台監督です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸住宅を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。まず重要なのは家賃の額です。個々の消費傾向にもよりますが、一般に家賃月額の適正な範囲は月収の25~30パーセント程度と言われています。これより高額だと家計を圧迫することになりますし、低ければそれに越したことはありませんがあまりに安いと自分の生活水準に比べて不満の多い物件しか見つけることができなくなります。次に重要になるのは、間取りや広さ、設備などの室内状況です。これについてはそれぞれの好み次第と言うほかはありませんが、注意しておきたいのはエアコンやテレビのBSアンテナ、インターネット環境といった物件ごとにバラつきのある設備の設置状況です。希望するものが整っていれば、入居後に自分で設置する手間が省けます。
また、特にマンションの場合はエントランスや玄関などの共用部分についても、手入れは行き届いているか、防犯設備は整っているかなどをチェックする必要があります。その他には、物件の立地条件も重要です。通勤や通学に便利か、近隣の治安は良いか、騒音などの問題はないか、銀行やスーパーなど頻繁に利用する施設は近くにあるかといった点がポイントになります。ただ言うまでもないことですが、こうしたポイントをすべて満足させる物件というのはなかなか見つからないものです。ですから自分の希望や生活スタイルに合わせてどれを優先しどれを我慢するかを決め、自分なりの基準を作るのがその人に最も適した賃貸住宅の選び方ということになります。