僕は埼玉県に住む65歳の大学職員です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸住宅を借りる際、契約書とは別に貸主側(貸主さんや管理会社)に提出しなければならない必要書類というものがあります。はじめて賃貸物件を契約する人などはその多さにおどろくこともあるでしょう。必要書類というものは、貸主や管理会社に対し、入居申込書に記入した内容に間違いがないことを証明するために添付するという性質のものです。まず、代表的なものは、契約者及び入居者全員の住民票、契約者の収入を証明できる書類(源泉徴収票のコピーなど)、契約者の免許証コピー、そして連帯保証人の印鑑証明書、などでしょう。それに加え保証人の収入証明書や入居者の顔写真、契約者本人の印鑑証明書など、たくさんの書類が必要な物件があります。
傾向としては、個人の家主さんが直接経営している物件よりも、管理会社が入っている物件の方が必要書類が多くなるようです。管理会社が入っている場合、入居者との間に別の賃貸不動産仲介業者が入り、契約までに直接顔を合わせる機会がないことが多いため、より多くの書類で判断することになるのでしょう。人によっては「なんでたかだかアパートを借りるくらいでここまでしないといけないのか」という意見もあるようです。不動産を売買した経験のある人なども、その経験を引き合いに出されてそう思われるようですが、賃貸住宅の場合は、いくら安い家賃の物件でも、借りた時から大家さんとのお付き合いが始まり、退去まで続くのです。売買のようにお金のやり取りが済めば一旦終了ではないので、経済状態その他、少しでも人物を判断できる材料が大切になるのです。