僕は奈良県に住む47歳の図書館司書です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸住宅を探す時、写真や間取り図を見たり話を聞いただけでは、その物件の良し悪しは分からないものです。物件の価値は広さや設備だけでなく、建物の状態や最寄り駅から物件までの環境を含めて評価する必要があります。途中に信号や踏切、坂道があると不動産会社がチラシに表示している時間と大きくずれることがあります。そのため最寄り駅から賃貸住宅まで自分のペースで歩いてみて、実際にどの位時間がかかるかを確認することが大事です。希望する賃貸住宅の周辺を歩く時は、近くにコンビニやスーパーがあるか、あったとしたらその内容や充実度、営業時間などを確認するようにします。その他、銀行や病院など日々の生活で利用する店舗や施設がどのくらいあるのか見ておきます。
駅近くの物件や、近くに学校や公園がある物件は騒音に悩まされる可能性があります。騒音の感じ方には個人差がありますが、昼間と夜間では音の聞こえ方が違うので、実際に昼と夜に歩いて確認するようにします。住宅の1階に飲食店やコンビニが入っている場合、階下のにおいやゴミなど衛生上の不快が生じる可能性があります。また、不特定多数の人が出入りをするため昼夜の状況の違いについて管理会社に聞き、自分の目で確認しておくと安心です。もし、近くに高い建物があれば、その建物に上って辺りを見渡してみます。駐車場だったところに工事中の建物があったり、地図に載っていたはずのスーパーがなくなっていたりと、知っておいた方がいい情報が得られることもあります。