賃貸契約の敷金と保証金の違い(北海道/大学教授/24歳/男性)

僕は北海道に住む24歳の大学教授です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


不動産屋に行って物件情報を見ると、賃貸契約時に保証金がいくらで、その後に敷引き何か月と記載さている物件情報があります。これは、どのような意味かというと、まず保証金についてですが、これは家賃の未払いがあった場合や入居前に部屋に設置してあった設備、例えばエアコン、トイレ、シャワーなどの設備を借主である入居者の故意や過失によって破損してしまった場合に、そのお金の中から費用に充てられるものになります。しかし、敷金も同じであり未払い家賃の補てんや設備の損傷した場合の修繕に費用に使用されるので、使われ方の目的としては同じになります。そのため、基本的には地域によって呼び方が違うだけで同じ意味で使われるお金なのです。


しかし、異なるのが敷引きです。これは、保証金制度をとっている地域によくあるのですが、例えば保証金3ヶ月敷引き2ヶ月などといった記載です。家賃の何か月文化になります。家賃が6万円であれば保証金は18万円、敷引きは12万円となります。敷引きは、退去時に部屋がどんなにきれいであっても敷引きの分は必ず戻ってこないという意味になります。そのためこの場合の戻ってくるお金は6万円ということになります。そのため敷金との違いは、敷金だと原状回復にかかった費用が差し引かれて、残額が銀行振り込みで返還されますが、敷引きの場合だとどんなに安く修繕費用が済んだとしても敷引きが2ヶ月であれば預けた保証金からその金額が引かれて返還されることになります。