僕は香川県に住む69歳のキャラクターデザイナーです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件の契約の際には連帯保証人が必要になる場合があります。契約書類には大体本人および連帯保証人の記入欄があるので、自分ひとりだけでは契約出来ないケースがほとんどです。この連帯保証人とは社会的責任の取れる人物である必要があり、「連帯」の文字が示す通り、借主が家賃を払えないなどといった、契約を履行出来ない事態に陥った時に責任を負う立場に置かれます。これには法的な力があるため、その責務を拒否する事は出来ないのです。それゆえに簡単にこの役割を引き受けてくれる人はそれほど多くありません。たとえ借主と親交の深い仲であったとしても、みすみす自分が経済的負担を強いられるかもしれない役目を買って出る人など滅多にいなくて当然です。

この責任の重い役目を担ってくれる存在は肉親以外いないと言っても過言ではないでしょう。両親（いない場合は近い親族）に頼む以外に方法はまずないのです。しかし親であれば問題なく連帯保証人になれるというわけではありません。両親に家賃の支払いができるだけの経済力がある事が前提となります。そもそも大家にとっては、有事の際に家賃支払いを代行してくれる能力が無い人を信用する事など出来ないのが心情だからです。厳格な審査を行っている大家や不動産会社では、契約の際に借主と連帯保証人に収入証明書の提出を義務付けている事があります。これを用意できない場合は契約を結ぶ事が出来ないので注意が必要です。両親が年金で暮らしているケースは、その金額により契約を結べる事もあります。