私は愛媛県に住む34歳の建設コンサルタントです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸契約の際には敷金と礼金が必要とされています。地域によっては敷金ではなく保証金とされている場合があり、保証金は何に使用されるのか疑問に思うことがあります。保証金と記載されている場合は敷金は記載されていません。保証金の使い道は敷金と同じとなっています。これは預けるお金であり、退去時に返還されるお金です。また、保証金制度を導入している場合は敷金だけではなく礼金も請求することはできません。これは敷引きという制度が関係しています。敷引きは預けたお金から引かれて絶対に返還されないお金です。これは法律で定められているので、不服を申し立てても返還されません。ではこれは何に使用されるのかというと、礼金と敷金の両方の意味を含んでいます。

敷引きは礼金の代わりになると共に、借主にとっては保険となります。入居中に共有スペースを故意または過失により壊された場合は、敷引きから修繕費が補填されます。そして、鍵の紛失時や家賃の滞納時にも補填されます。つまり、スムーズにそういった料金を支払ってもらう為の制度です。貸主は他人に物件を貸しているのでこういったリスクと隣り合わせです。不安を少しでも解消する為にこういった制度を取り入れています。敷引きは退去時のハウスクリーニング代金にも充てられます。明らかに敷引きされた料金よりも低価格で済んでいたとしても返還されることはありません。それどころか、内装の破損が見られた場合は別途修繕費を請求されることもあります。