私は富山県に住む71歳のウェディングプランナーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件を借りる際の必要書類の中で最も重要な意味を持つものに賃貸借契約書があります。これは、貸主と借主が賃貸借契約を交わしたという事実の証拠となるものです。書式に関しては、必ずそうでなくてはならないという取り決めがある訳ではありませんが、必ず記載しておかなければならない項目があります。それは、契約者の氏名及び住所、物件を特定するための表示、物件の引渡し日、家賃の額と支払い方法です。これらを記載する義務は、宅地建物取引業法に定められています。その他にも、貸主の意向で、様々な特記事項が記載されている場合があります。損害の負担責任に関することや敷金などの家賃以外の費用について、また、契約解除に関することなどが記載されています。
賃貸借契約書は、国土交通省の定めた書式が採用されている場合があるため、そういった場合には、格式張って読みにくい文章で書いてあることがあります。それでも、契約の際には必ず全部に目を通しておくことが重要になります。特に禁止事項については、しっかり守らないと後からトラブルの元となるので注意が必要です。また、敷金や礼金、更新料など家賃と別途にかかる費用については、その詳細を十分に把握しておく必要があります。もし、文面が難し過ぎて理解できない場合には、仲介業者や貸主に質問するようにします。万が一この契約書類を紛失してしまった場合には、仲介業者に頼むことで保管されている予備のものをコピーしてもらうことができます。