賃貸物件、敷金・礼金について(宮城県/俳人/70歳/男性)

僕は宮城県に住む70歳の俳人です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を借りるまでの一般的な手順としては、希望条件を整理し予算を決めて、インターネットや不動産情報誌などから物件を探し、希望に合うものがあれば、その物件を提供している不動産屋を訪問し、物件の見学となります。このさいに賃貸料が決められ、それら条件が合えば入居の申込みを貸し主に行います。貸し主は借り主を審査し特に問題がなければ賃貸借契約を結びます。これにより契約は成立し、カギの受け渡しが行われます。なお、カギを受け取ったあとは家財の搬入の前に室内を点検することになります。これは入居時と退去時の破損がないかを互いに確認するためのものです。なお、入居後に設備などの不具合が見つかった場合には貸主または管理会社に連絡することになります。


賃貸物件を借りるには、賃料のほかに敷金・礼金と呼ばれるお金を支払うことになります。敷金に関しては賃料の担保のようなもので退去時には返金される性質のお金ですが、実際には退去時の部屋の修繕費に当てられるもので、敷金が満額が借り主のところへ返ってくるということはありません。資金はおおむね1ヶ月分の賃料が徴収されます。一方で礼金は、いわゆる貸し主に対しての謝礼金の意味合いを持つもので、返還されるものではありません。こちらも、おおむね賃料の1ヵ月分が徴収されます。しかし、この敷金・礼金は、地域によっては無かったり名称が異なったり、また合わせて保証金と言ったりするため注意が必要ですが、いずれも賃貸借契約で決められることですので、契約内容をしっかりと理解しておくのがトラブルを避けるためにもっとも大切なことになります。