賃貸物件で敷金を取り戻すためのポイント(石川県/獣医師/25歳/男性)

僕は石川県に住む25歳の獣医師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅に入居する際、敷金というものをとられることが多くあります。これは、貸主に賃貸契約期間が終了するまで預けておくもので、退去する際にかえってくるものです。返却額は、敷金として預けた額から、借主が故意過失により物件に与えたダメージを修繕するための費用を差し引いた額です。借主は借りた時の状態にして物件を返さなければならず、これを原状回復義務と呼びます。よってこの敷金が、減額されずに戻ってくるようにするには、できるだけ物件にダメージを与えないことが重要になるわけです。ではどうすればよいでしょうか。ここでは、敷金を減額されずに返してもらうには、どのようなことに気をつければよいか、見ていきたいと思います。


物件に損傷を与えないためには、日々の暮らしの中で細心の注意を払いながらこまめに手入れをすることです。床に何かをこぼしたりして汚した場合は、少しのものでも絶対に放置せず、すぐ掃除することです。そのままシミになってしまったりすることは絶対に避けましょう。台所の油汚れなども放置して悪化させ落ちなくなった場合などは、掃除費用を請求されることがありますので、こまめに掃除しましょう。タバコのヤニや臭いなども、タバコを吸う人は注意が必要です。壁にくぎ穴やねじ穴を開ける行為も絶対にやめましょう。これらに注意したうえで、退去時には部屋の隅々まで掃除をし、きれいにしておきます。トラブルを防ぐために、入居時に部屋の写真を撮影しておき、前の住人によるダメージがないことを確認しておくことも重要です。