僕は富山県に住む66歳の救急隊員です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

礼金とはどういうものなのかと思う方もいるかもしれません。礼金とは、購入物件ではなく、賃貸物件においてかかるものです。賃貸物件の契約締結の際にお礼として大家などに支払うお金のことを礼金と言います。諸説ありますが、元々は、学生が上京した際に、学生の保護者が、大家に対してお礼としてお金を支払ったことからでてきた言葉です。ですから、東京や大阪などの大都市圏を中心に、この礼金を支払う文化は根づいています。しかし、地方都市においてもそれを支払う物件が多くなった為、大都市圏で広まったこの文化が、全国的に広がったと推測されます。このお金には、支払いをしなければならない義務はあるのかと言いますと、必ずしも法的に支払いをしなければならないものではありません。

契約書などに、支払いは義務だとの表示があれば、支払いを拒否することはできません。又、礼金の相場ですが、一般的に契約する賃貸物件の家賃の1か月分から2か月分だとされています。3か月分以上を請求されることは稀だと思われます。あくまでもお礼として支払うものですから高額を支払うことはありません。又、地方都市におけるこのお金の相場は、大都市に比べると安くなるのかと思われる方もいるかもしれませんが、相場は上記で記載したような1か月分から2か月分であり、大都市と地方都市との差はあまりありません。近年では、契約書にこれを支払うことを義務付けないと記載してある物件も増加しています。ですから、支払いをしたくない場合には、物件情報サイトなどから支払いなしの物件を検索することをお勧めします。