私は和歌山県に住む28歳の写譜屋です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
多くの方は結婚や出産といったライフサイクルの節目を迎えると、今後の住む家を持ち家にするか賃貸にするか、決断の岐路に立たされます。また、シングルライフをおくられている方でも、老後の居住場所をリアルに考えると、どちらが賢明であるのか悩むようになる人も少なくありません。どちらの立場であったとしても年代別に見ると、20代の内は大半が賃貸住宅ですが30代も後半になると「持ち家は資産になるから」という意見にもっともだと賛同し、購入に走る傾向があります。しかし多角的に調べていくと、賃貸住宅の方がメリットが多いことに気づかされ、驚きます。それはどんな点においてでしょうか。ここでは、3つの賃貸住宅のメリットについて取り上げたいと思います。
一つ目は、何といっても「自由度」です。結婚出産はもちろん、転勤、子どもの独立、親との同居といった様々なライフサイクルの変化に合わせて住み替えができます。近隣トラブルに見舞われたとしても引越せばそれで解決しますし、ペットを飼いたくなったら、設備が整っている専用マンションに移り住むこともそう難しいことではありません。二つ目は経済面においてです。家賃の支払いや更新料の支払いはあるものの、持ち家のように、固定資産税や都市計画税、修繕積立金がかかりません。興味深いことに、生涯支払いを比べても大差がないのが現状です。三つめは精神的負担が少ないという点でしょう。長期の住宅ローンに追われる心配がありませんし、災害などによる不動産資産の損失を考えなくてすみます。是非ご自身の性格やライフサイクルを考えて、参考にしていただけましたら幸いです。