私は香川県に住む50歳のタレントです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
敷金や礼金なら知っているけれど、保証金という言葉はあまり聞いたことがないという人が少なくありません。ただし、この現象は地域によって逆転します。首都圏周辺で賃貸物件を借りる契約を結ぶ際には敷金や礼金を支払うのが当たり前のようになっていますが、関西や中国、九州地方の一部地域には、この敷金や礼金というシステムが存在していません。高額の敷金や礼金を支払わなくても賃貸物件を借りることができるので、一見有利であるかのように感じられますが、その代わりに保証金というシステムが存在しています。敷金や礼金として費用を支払う場合よりも、保証金として支払う場合の方が、金額がかなり高めになっていますので、他の地域から引っ越していった人の場合には、むしろ損だと感じられてしまうケースが多いです。
一般的に、敷金・礼金システムの場合は、それぞれ家賃の1~2ヶ月分、つまり合計で家賃2~4ヶ月分程度になっているケースが多いです。それに対して、保証金の場合は、家賃5~10ヶ月分程度が相場となっており、そのうちの50~80%は敷引きとして返還されないことになっているのが普通です。したがって、居住用建物の賃貸借契約を結ぶ際に用意すべき初期費用が、家賃1年分以上になるケースも出てくるということになります。先ほど述べたように、関西や中国、九州の一部地域では、この保証金システムが商習慣として定着していますので、それらの地域で賃貸物件を借りたいと考えている場合には、かなりまとまった額の資金を用意しておかなくてはなりません。