賃貸物件の家賃が下がり始めています(山口県/俳優/38歳/女性)

私は山口県に住む38歳の俳優です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


マイホームを持つことが一生の夢などと言う男性が多かったのは、はるか昔の話です。土地神話が崩壊してしまった現在の日本では、マイホームに資産価値を求めることが難しくなっています。また、不動産を所有することによって様々な義務や責任を負うことになりますので、かえって余計な費用がかかったり煩わしい手間が増えるだけという面もあります。そのため、最近では、家を買えるだけのお金を持っていたとしても、あえて賃貸物件に住むという選択をする人の数が非常に多くなってきています。また、仕事柄転勤が多いような人にとっては、持ち家よりも賃貸住宅の方が便利です。近時、この賃貸物件の家賃が値下がりする傾向が見られるようになってきていますので、賃貸派にとっては朗報だと言うことができます。


 総務省の調査によると、2013年現在の空家率は全国で13.5%ということになっています。なんと、10軒につき1~2軒は空家ということになりますので、簡単に言ってしまうと、家が余っています。部屋を借りる側からすれば、選択肢が広がりますので喜ばしいことかもしれません。でも、貸す側にしてみれば死活問題になります。ヘタをするとずっと空家のままということになってしまい、家賃収入を得ることができません。収入がなくても、不動産を持っているだけで維持管理費用がかかりますから、大赤字になってしまう可能性があるのです。そのようなことになるくらいであれば、家賃を下げてでも借り手を見つける方が有利だと考えるオーナーが増えますので、実際に家賃が下がり始めています。