私は新潟県に住む57歳の薬剤師です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を探すにあたり、家賃はできるだけ抑えたいものです。他の条件はある程度妥協しても、家賃だけは譲れないという人も少なくないでしょう。さて、一般に家賃として表示されている額から、さらに値引きしてもらえるケースもあります。それでは、家賃の値引きを引き出すためには何が必要でしょうか。それはずばり、物件のマイナスポイントを把握することです。こうした点は、こちら側にとっては大きな交渉材料となります。一般的には、築年数が古い、日当たりが悪い、オートロックがないなど、施設の古さや不備、周辺状況の悪さなどはマイナスポイントとなります。周辺の類似物件を比較対象として出しながら、こうした点を指摘していきましょう。

そして、空室状態が続いている物件は交渉がしやすいです。空室は大家にとっては最大の敵で、賃料収入がゼロとなるわけですから、何としても入居者を探したい状態となります。特に3か月以上空室となっている物件は、もともと周辺物件よりも価格設定が割高で、入居シーズンにおいても借り手が見つからなかったものが多いですので、価格交渉の余地は十分にあります。また、火災や住人の自殺などの事故物件や、周辺に墓地があるなどの、いわゆるいわくつきの物件は、借り手がつかない場合も少なくないです。こうした点を気にしない人にとっては、逆に値引きしてもらえるチャンスとなります。このように家賃値引きを成功させるには、いかに物件の劣っている部分を探し出せるかが、ポイントになります。