僕は千葉県に住む19歳のモデラーです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件における礼金というのは、その起源は戦後にあると言われています。当時、焼け野原のとなり、住むところを失った方々が大家さんに対してのお礼の意味で金品を支払ったことから始まり、やがて全国に広まったと言われています。それが、今では賃貸物件を借りる場合に当たり前のように支払う必要があるものになっています。近年では礼金が必要のない物件も増えていますが、根強く残っている理由は、大家さんが物件の紹介料として不動産業者に支払うために使用するためだと言われています。つまり、入居者のお金が回り回って不動産業者に支払われているということになるのです。礼金が2ヶ月分必要な場合はその内の1ヶ月分は不動産業者に回っていると考えた方が良さそうです。
一方で、礼金の必要ない物件が増えていることから、このような状態は変わりつつあるとも言われています。実際に築年数が長い物件や、他と比較をして決して条件が良いとは言い切れない物件の場合は必要ないところも多くなっているようです。礼金が必要のない物件が次第に人気が出てくるようになれば、それが当たり前のような状態になり、次第にこれまでの慣習は無くなり、今までよりも賃貸物件が借りやすい時代がくるのかもしれません。これについては地域性も見られるようで、常に必要とする地域もありますし、殆どの物件で必要としない地域もあるようですので、全く馴染みのない地域に引越しをする場合などは、じっくりと検討するのも良いかもしれません。