賃貸物件の築年数の長短について(栃木県/洋裁師/49歳/女性)

私は栃木県に住む49歳の洋裁師です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を見つける時の条件として、新築物件や築年数が比較的浅い物件を探す人が多くいます。新築や築浅の物件では、建物自体が新しく、部屋に付属しているキッチンやお風呂などの設備も最新のものが使用されています。そのため、普段の生活に便利な機能がたくさん付いていて、暮らしやすいということからも、こういった物件はとても人気です。しかし、このような築年数が浅い物件は、家賃も比較的高い傾向にあります。そのため、物件探しをする際は、家賃の金額に見合った物件の内容であるかなどを、資料で確認したり、実際に内覧をしてみるなどして、確かめることが良いです。このように、建築してから間もない物件は需要がありますが、古い物件も最近は人気が出てきました。


一般的に、築年数が20年以上の物件となると、耐震性の問題や設備が古くて使いづらいなどの不安要素が拭えない場合があります。しかし、建築基準法が改正されて、耐震の基準が厳しくされて以降の物件であれば、現在の新築物件と変わりない耐震基準で建築されています。何百年も続く歴史的建物が頑丈に作られているのを見ても分かるように、古い建物が一概に安全でないと言い切ることはできません。また最近では、リノベーションという言葉が浸透してきており、古い建物の一部を機能的に新しく取り替えて貸し出すということが増えてきています。年数とともに、どうしても劣化が避けられない部分を一部新しくしつつも、古き良き雰囲気を残した和風の物件が注目されています。