私は佐賀県に住む72歳のルポライターです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

アパートやマンションなどの賃貸物件でトラブルになりやすいのが、退去時です。退去時には、色々なケースでトラブルが起こります。まずは、部屋を出て行くことを事前に知らせないことで、余分なお金を支払うことになるケースが増えています。入居時に契約した契約期間が終了する前に退去するなら、絶対に退去予告というのをしなければいけません。一般的には、1ヵ月前に予告をすることになっています。この申し出が遅れると部屋を出て行った後も、家賃を払う必要が生じます。また、原状回復についてもトラブルがあります。原状回復というと、入居した時と同じ新築のような状態にしなければならないと勘違いされている方が多いです。しかし正しくは、

賃貸契約が終了したときに、借りた部屋を一定の状態に戻して返すことをいいます。したがって、経年変化、通常使用による変化は、借主が負担する必要はないです。経年変化や通常損耗による修繕費は、家賃に含まれているからです。しかし、大家さんが元々あった傷や汚れを指摘して、敷金を返済してくれないケースが多くあります。これらを防ぐには、入居時に部屋全体、壁紙、バスルーム、トイレ、フローリングやカーペットなどの細部の写真を撮っておくことです。大家に指摘された箇所が元々あったものだと証明するのに有効です。また国土交通省では、原状回復の費用負担のあり方について一般的な基準を作成しています。それらを参考にしてもいいです。