私は栃木県に住む59歳の養護教諭です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

マンションやアパートなどの賃貸物件でトラブルになりやすいのが、退去時といわれています。というのは、敷金返還や原状回復などのトラブルが起きるからです。このようなトラブルが起きないために、部屋を退去するときに注意したいことを説明します。まずは、原状回復について知っておく事が大事です。原状回復と聞くと、入居した時と同じように新築の状態にしなければならないと勘違いされている方が多いです。しかし、それは誤解です。原状回復とは、入居者が借りた部屋を一定の状態に戻して返すことをいいます。完全に入居時の状態に戻すことではなく、借主の不注意などにより生じた壁などのキズの破損部分をもとの状態に戻すことをさします。したがって、　

経年変化、通常使用による変化は、借主が負担する必要はありません。ですから、原状回復の範囲は、重い家具による畳の凹みや床の凹みは範囲外となります。範囲とされるのは、床の家具を引きずった痕や、物を落としたことによるキズになります。　退去時の立ち合いで気をつけることは、借主が女性の場合、強気な態度に出る大家がいることです。もしも心配な方は、部屋のチェックの立ち合いに、年配の男性を連れていくといいです。そして、退去時に納得のいかない場合には、書類に押印を簡単にしないようにしてください。特にその場で金額を提示された場合は、促されるままにサインをするのではなく、注意が必要です。上記のことを参考にトラブルなく退去しましょう。