僕は鹿児島県に住む61歳の家庭教師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

アパートやマンションなどの賃貸物件の退去時には、トラブルが起こりがちです。というのは、借主の入居前からあった損傷に対して、大家から修繕費が請求されることがあるからです。ここでは、このようなトラブルを避けるためにも、大切なポイントをお教えします。まずは、壁や床などに傷などを見つけたときは、大家さんとの口約束は通用しないことを肝に銘じてください。ほとんどの場合、入居前の内見の時点で大家さんに傷があることを口頭で伝えている場合が多いです。しかし、一定の期間が経ってしまうと、口頭でのやり取りは法的な効果がありません。あの時に指摘したのにと思っても、相手が覚えていなかったりした場合は何の影響力もないのです。　

ですから、大家さんには言葉で伝えたから大丈夫というように考えるのはやめましょう。上記のようなトラブルを回避するためには、写真で傷や汚れなどの証拠を残す必要があります。証拠を撮る時のポイントは、訴訟となっても十分に通用するものが必要という認識できちんと残すことが大事です。そのためには、傷や汚れの場所と修繕箇所などがはっきり分かるように撮影することがポイントです。あまりぼやけたような写真だと、証拠として不十分です。そして、必ず撮影日付が分かるように、写真を撮る必要があります。もしも日付が入っていない場合も、証拠として不十分です。賃貸物件を借りた時は、トラブルにならないように上記のことを参考にして下さい。