私は滋賀県に住む59歳のケースワーカーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸でお部屋探しをするとき、気になるのが間取りだと思います。間取りが広い=家賃の高さを示し、不動産屋で見せられる部屋の表記で広さと値段がきまっています。たとえば「このエリアで広さが40㎡なら家賃はいくら程」と、おおそよの相場は決まっています。「東京都内、都心部に近く広い」なら家賃はいいお値段と考えられます。賃貸の間取りを読むためには、何K、何DK、何々LDKなどという表記を知ることが必須です。特にDKというものは40年くらい前の日本の住宅事情を示しているのをご存じでしょうか。何の数+DやKでだいたい何㎡の広さとし、家賃を決めたようです。洗濯機をベランダに置き、お風呂もバランス釜で沸かし、全部屋和室です。Lはまだ登場していません。
時代が変わって、Lの登場です。2LDKというと部屋が2個+リビング,ダイニング,キッチンという意味です。しかし同じ2DKでも、ダイニングがちょっと広いからという理由で2LDKなどという不動産広告もあるので注意が必要です。Lにはある程度の広さが必要ですよ。映画などで海外の広々としたお宅がでてきますが、あの広さに日本人はなじむでしょうか。独立型キッチンはさびしいという声もあります。対して2Kなどの狭さでも、ちゃぶ台生活を楽しむ家庭もあります。賃貸の間取りは、日本の時代を表しています。これらを知れば、これから賃貸生活をはじめる人もずっと賃貸族の方も、自分たちの生活ペースに合った間取りで、豊かで楽しい暮らしをしましょう。