賃貸物件を借りる際の必要書類について(静岡県/社会保険労務士/37歳/女性)

私は静岡県に住む37歳の社会保険労務士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


希望する賃貸物件を見つけることができたら、家主との間で賃貸借契約を締結する必要があります。ほとんどの場合、仲介した不動産会社の事務所に、借主と家主、それに不動産会社の担当者が一同に会して契約書を作成します。ただし、不動産会社に代理を依頼して家主が立ち会わない場合もあれば、連帯保証人の立ち会いまで求められるような場合もあります。契約締結時には、契約内容に不備はないかを最終的に確認した上で、署名・押印という流れになるのが普通です。後日のトラブルを未然に防ぐためには、この契約内容のチェックをしっかりとやっておくことが大切です。また、契約書を取り交わすと同時に諸経費の支払いや必要書類の提出が求められ、それと引き換えに鍵が手渡されます。


 契約時に求められる必要書類の内容はケースバイケースですので、個別に事前確認することが必要です。ただし、一般的には、本人の身分証明書、印鑑証明書、入居者全員の住民票が最低限必要となります。また、不動産会社によっては収入証明書の提出を求めてくる場合もあります。さらに、連帯保証人を立てることが求められている場合であれば、連帯保証人の承諾書や、連帯保証人の印鑑証明書も必要となってきます。印鑑証明書や住民票は事前に役所へ行って交付してもらっておく必要がありますので、時間的余裕を持ってきちんと用意しておかなくてはなりません。特に、家族以外の人に連帯保証人を依頼した場合には、その人自身に印鑑証明書を取りに行ってもらわなくてはいけませんので、早めにお願いしておく必要があります。