賃貸物件契約の際の仲介手数料(三重県/空間情報コンサルタント/73歳/女性)

私は三重県に住む73歳の空間情報コンサルタントです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


住まいを手に入れる手段は、大抵の場合、買うか借りるか、かと思います。後者のような、お金を払って部屋を借りる住まいのことを、賃貸物件と言います。世帯別の持ち家についての調査でも、20代前半から30代前半までは、持ち家よりも賃貸の方が多く、独身の方に至っては、30代後半でもまだまだ人気の物件です。これほどまでに賃貸住宅が支持される理由は何でしょうか。その魅力としては、移動の自由度の高さが挙げられるかと思われます。転勤で勤務地が変わったり、気分転換に環境を変えたい時や、経済的に今までの家に住めなくなった時にも、気軽に引っ越すことが出来るのです。人間関係も、購入住宅に比べて関わりが少ない傾向にあるので、むしろ当たり障りのない関係が構築できるのです。


 では、いざ物件に入居するとなった時、必要な費用は家賃だけではありません。駐車場を借りるのであれば、駐車場代が必要ですし、敷金、礼金、月の途中入居なら日割りの家賃、火災保険料も支払わなければなりません。引っ越しの費用や、必要なら家具や備品も新調する必要があります。さらに、不動産会社に支払う仲介手数料も発生します。これらを合わせると、家賃の5、6倍の費用を用意しなければならないと言います。仲介手数料とは、物件の取引を行う際に、間に仲介会社があった時、その業者に支払う報酬のことを言います。宅建業法では、成功報酬主義が取られているため、売却や物件探しの依頼をしても、取引が成立しなければ支払う必要はありません。