賃貸物件退去時に知っておくと良い事(岡山県/中小企業診断士/34歳/女性)

私は岡山県に住む34歳の中小企業診断士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


3月は、一年のうちで最も引越しする人が多いです。賃貸物件退去時に、必要な事や、知っておきたい事をまとめました。「退去の時の費用」と「敷金の戻り」は、よく知らないという人が多くいので、この二つについて紹介します。退去時に必要なお金は、ハウスクリーニング代です。これは、入居時に支払っている敷金から差っ引くので、基本的に手出しはありません。原状回復(入居前と同じ元通りにする)が基本ですが、日常的に生活の上で付いてしまう小さな傷や汚れは、負担する必要はありません。新築物件はこのリスクが高くなり、小さな傷でも敷金から引かれる事があります。ただし、立会いで傷などの調査を行う際、納得いかない場合や、入居時の話と違うなどの場合は、きちんと不動産側に伝えましょう。


次に、敷金の戻りですが、基本的には戻って来る場合が多いです。普通に生活していれば、戻ってこないという事はまずありません。壁が大きくへこませてしまったり、わざと壊したりした箇所がなければ、入居時に支払っている敷金から、ハウスクリーニング代を引いた金額が戻ってきます。また、入居年数が長いから、退去時の費用が高くなるとか、逆に、入居年数が短いから、敷金が多く戻って来るなどという事はありません。不動産側は少しでも綺麗にして、次の人に貸したいという思いがありますが、借りていた側からは、少しでも敷金が戻ってきて欲しいという別々な思いがあるので難しい問題ではあります。万が一トラブルが発生した場合、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」という名前で、国土交通省がルールを定めていますから、そちらを確認してください。