通勤時間と賃貸の家賃の優先順位を考える(神奈川県/衆議院議員/44歳/女性)

私は神奈川県に住む44歳の衆議院議員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


一人暮らしを始める際にどこに賃貸マンションあるいはアパートを構えるかということは大きな問題となります。会社や学校から近い場所を選ぶことで通勤時間や通学時間を減らすことができますが、そういった場所が必ずしも生活しやすい場所であるとは限りません。日常生活を考えるとスーパーやコンビニ、病院などが近くにあることが望ましく、鉄道の駅があった方がいざというときの移動にも便利でしょう。また、会社の近くでは家賃が高いという場合も特に都心では多いことであり、それを回避するために多少の通勤時間がかかっても離れた場所に住まわざるを得ないということもあります。こういった決断をするときには自分が何を重視するかということを決めるのが重要です。


通勤は毎日することであり、片道1時間の通勤時間がかかったとしたら、1日24時間のうち2時間をそれに費やすことになります。その時間を有効利用できれば良いですが、そうでない場合には通勤時間がほとんどない人に比べると1日という限られた時間を損してしまっていることになります。一方、例えば通勤時間5分にすることで家賃が5万円高くなったとすると、年間で60万円の値上がりに相当します。この浮いた費用で週末や連休に旅行に行きたいと考えるのであれば、毎日2時間を通勤に使うことで節約するというのも苦ではない人はいるでしょう。こういった費用と時間の比較から取捨選択を行うことによって自分が望むライフスタイルを考えて選ぶのが重要です。