僕は宮城県に住む53歳の上下水道コンサルタントです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

不動産を借りるときは契約をして、最初にある程度まとまったお金を払います。その契約の方法は地域によって違いがあり、賃貸住宅を借りるときは関東と関西で習慣が違います。関東では敷金と礼金を払うのが一般的ですが、関西では保証金を払うのが普通です。この保証金の制度は敷金と礼金が混ざったようなもので、実態は関東の敷金に近いものです。関西の制度では最初にまとまったお金を払い、退去時に部屋の修繕費を引いた分を返してくれます。その最初に払うお金を保証金と呼び、退去時に引かれるお金を敷引金と呼びます。関東の制度と違いがあるとすれば、払ったお金が返ってこないことです。関東の敷金は部屋に問題がなければ全額返ってきます、しかし関西ではそうなっていません。

関西の制度の場合敷引金といって、最初に払った額から一定額を引かれます。この引かれる額は固定で部屋の状態に関係なくお金を取られます。そのため関東の敷金のようにお金が全額返ってくることがなく、必ずある程度のお金が取られてしまいます。ただその敷引金として徴収されるお金には礼金の意味もあるので、関東の制度と大きな違いがあるわけではないです。またこの制度では退去時に追加でお金を要求されることがあります。それは契約書に書かれているのですが、退去時のクリーニング代は借主負担になることがあります。この契約書に書かれている文章を知らないと、退去時に敷引金とは別にお金を要求されるので困ります。関西の保証金制度はなれるまでは難しいですが、関東の制度と本質的には同じなのでそれほど難しくはないです。