僕は和歌山県に住む27歳のボディーガードです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

関西で賃貸物件を借りる場合、「保証金」という独特の制度があります。保証金とは、預け入れる時は、敷金と同じように家賃の滞納や借り主による室内の破損、汚損を修復するための費用として預けるのですが、退去するときには「敷引き」といわれる形で返金されることになっています。この敷引きについては契約時から決まっており、最初に預けた保証金の一部が敷引きとして返ってきます。ただし、関西では他の地域によくある更新料はありません。関西以外では、九州の一部にこの制度が見られます。このように、地域によって賃貸制度が異なることがありますので、引っ越しなどで違う地域に転居する際には、その地域の賃貸制度について確認しておく必要があります。

関西でよくある賃貸物件の保証金は、預けっぱなしではなく退去するときに敷引きとして返還されるのが特徴です。敷引きは、敷金から引かれる家主への礼金という意味合いもありますが、基本的には部屋の修繕に当てる費用となります。保証金の相場は家賃の半年から8ヶ月分くらいがおおよその目安で、敷引きの金額は大体その半額程度になるのが一般的です。他の地域と比べると高い印象があるかもしれませんが、更新料はかかりません。これらの制度は慣習として行われていることがほとんどですが、もし関西に引っ越してシステムが分からなければ、不動産屋さんに契約時にしっかりと聞いて理解しておくことで退去時の無用なトラブルを避けることができます。